GhostBSDにSteamをインストール - サブPCに入れるOSを探す(2 - 2)

Steamのサービス自体の説明は省略します。こんなニッチなブログを観にこられたアナタなら、Steamのなんたるかはきっとご存知のことでしょう。

今回入れるのはsteamのデスクトップクライアントですが、やはり不安定ですし、Linuxと違って動かないゲームもかなりあります。しかし、Steam が導入できる、と言うことそのものがFreeBSDプロジェクトの活気を示しているように思います。

Steamを入れる!

Step 1. linux-steam-utils を導入

linux-steam-utils と言う port を導入します。詳しい情報はFreshPortsで確認できます。この元となったのはFreeBSD用のsteam クライアントのプロジェクトのようですね(Github)。いや愛されてんな、FreeBSD.

sudo pkg install linux-steam-utils

この port を導入するとコマンドラインに以下のような説明が表示されます。

Please note, this is an unofficial wrapper for the Steam client
and as such it is supported on a best effort basis.

 

Limitations:

- Sandbox is disabled for the web browser component.
- Valve Anti-Cheat doesn't work with FreeBSD < 13.
- No controller input, no streaming, no VR.
- No support for Linux Proton builds.

 

Additional dependencies:
- If you use an NVIDIA card, you need to install a suitable
x11/linux-nvidia-libs(-xxx) port.

 

Steam setup:

1. Create a dedicated FreeBSD non-wheel user account for Steam. Switch to it.
2. Run `steam-install` to download the Steam bootstrap executable.
3. Run `steam` to download updates and start Steam.

For the list of tested Linux games see https://github.com/shkhln/linuxulator-steam-utils/wiki/Compatibility.

 

Native Proton setup (optional, semi-experimental):

1. Run `sudo pkg install wine-proton libc6-shim python3`.
2. Run `/usr/local/wine-proton/bin/pkg32.sh install wine-proton mesa-dri`.
3. In Steam install Proton 6.3 (appid 1580130).
4. Run `lsu-register-proton` to register emulators/wine-proton as a compatibility tool.
5. Restart Steam.

 

To enable emulators/wine-proton right click a game title in Steam,
click Properties, click Compatibility, select emulators/wine-proton.

この指示に従って進めていきます。

Step 2. Steam の設定

Step 2-1. Steam設定用ユーザーを作成

Steam の導入+設定を行うためのアカウントを作成します。このアカウントはwheelグループに含まなくて良いようです。

sudo useradd

このユーティリティを使えば必要な設定を訊いてくれるので指示の通りに進めてください。今回は steam と言うアカウントを作成しました。

Step 2-2. Steam の Bootstrap を導入 & Steam

先ほど作成したアカウントに移動して、インストール作業を続行します。

左上のウィジェット、「システム」から「〇〇のログアウト...」を選択し、最初の画面でパスワード入力欄の下に現れた "steam" をクリックします。するとアカウント "steam" のパスワード入力欄へとスイッチしますので先ほど指定したパスワードを入力してください。今度はここからターミナルを開き作業をしていきます。

steam-install

steam

を実行すれば、Steam の bootstrap が導入された後自動で Steam の GUI が起動、アップデートが始まります。

Steam のアカウントにログインする画面が出たら、インストールは完了です。

 

一応、件の指示にはProtonの設定に関する項目がありますが、試験的運用だと言うことなので今回は行いません。

再起動?

一応、指示によれば必要な手順は上記の通りなのですが、初回にログインした際にアップデートが実行された後、「Updating settings」だったかのダイアログが出たまま固まってしまいました。一度Steamを再起動したら上手くいったのでこれは何かの問題があったのでしょうが、現状きちんと動作しています。(エラーのログが出ていた気もしますが忘れました。すみません。)

 

 

Limitationsについて (余談)

最初linux-steam-utilsをインストールした際にコマンドラインに表示される説明に "Limitaions" と言う項目がありますが、逆にあらかじめ明言する必要のある制限がこの程度って、すごいですね。

一番上に書かれている "Sandbox disabled for web browser component" と言うところの意味がよくわからないので完全な評価はできませんが、それ以外の部分は恐らくSteamを動かすのにLinuxとの互換エミュレーターを使っていることからくる技術的なものでしょう。

ほぼ同じ内容の問題は、Linux上でWindowsMac向けにしか提供されていないゲームをエミュレーターを使って動かす場合にも起こるものだと思いますし、特にValve Anti-Cheatに関してはどうやらエミュレーターを介すと基本的に弾かれるようなので致し方ありません。このレベルのものがひっそり提供されているあたり、BSDLinuxに負けず劣らず活発に開発されているんだなぁ、といった感じがします。